午前 〜食べるための活動〜
人間、まずは食べることから。午前中は、食べることを目標とした活動を行います!
薪割り
竈(カマド)で使う薪(マキ)を作っていただきます。スイッチをひねればお湯が沸かせる現代とは違い、火を使うにも薪が必要です。使用する道具は斧(オノ)や鉈(ナタ)。お父さんの腕の見せどころです。小さなお子さんには、手を添えてあげてください。
かまどでごはん炊き
かまどでご飯を炊いていただきます。もちろんスイッチなんかありません。着火剤なんかありません。ライターも不可。マッチと焚きつけをうまく使って太い薪に火をつけてください。現代ではマッチが擦れないお子さんも増えてきているようです。余裕がある人は、マッチの代わりに、木の棒を板の上で回転させて火を起こす回転摩擦式発火道具の舞錐(マイギリ)をお貸しします。
ちょっとひとやすみ
作業の合間や食事のあとなど、ちょっと時間があると、何も教えなくても子供たちは自分たちで工夫をして遊び始めます。そこにある地形や道具を利用して遊んだり、時には昆虫や植物を見つけたり。帰郷庵の周辺には遊びたくなるような環境がいっぱい。おっと、遊びが終わったら手を洗うのを忘れずに!
ほっほっほっカレー作り
里山塾特製のカレーを作っていただきます。初めて包丁を握るお子さんも多数。怪我をしないよう十分に注意してください。用意された食材で、味を家族好みに調整しながら作っていただきます。スパイスの効いたカレーの初体験になるかも!? お母さんの腕の見せどころです。うまくできたら、囲炉裏(イロリ)を囲んでで舌鼓を打ちましょう! 食べ終わったらあとかたづけもしっかり!
午後 〜創りだすための活動〜
おなかがいっぱいになったら、今度は自然の中から何かを創りだしてみましょう!
鳥の巣箱づくり
鳥の巣箱を作っていただきます。1枚の板からノコギリで切り出して、金づちで組み立てます。簡単なようで慣れていないと案外難しく、家族全員で力を合わせてがんばってください。できた巣箱は持ち帰ることもできますが、里山塾に預けていただければ、適切な時期に周囲の木に設置します。(適切な時期でないと鳥が入ってくれないため、その場で設置することはありません。)マジックで家族の目印を書いておけば、また訪れた時に自分たちの巣箱を探しやすくなります。
指導と評価
全ての作業は、「指令書」に従っておこなっていただきます。指令を達成できるかどうかは、家族で力を合わせられるかどうかにかかっています!
自己採点
活動の終了時には自己採点を行っていただきます。料理や工作はうまくできましたか? 家族みんなで力を合わせることができましたか? ものによっては、時間内で達成するために家族で力を合わせて、時には役割を分担しないと乗り切れません。
里山ゴールドメダル
皆さんの自己評価と里山塾キャプテンの総合評価に合格したら、「里山ゴールドメダルシート」を進呈します! このシートは、仁保在住のクリエイター「みはらゆうすけさん」のデザインで、メダルの部分にはなんと本物の金箔(22金)が使われています!
里山キャプテン
みなさんの活動を支援する里山キャプテンをご紹介します。里山キャプテンは、仁保在住の様々な経歴を持つ方が担当しています。
池田 誠 (いけだ まこと) |
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ピザの釜焼き体験などができる笑う木小屋のオーナー。帰郷庵の管理人も勤める。フィジー共和国の国籍を持っていて、見た目も外人っぽいが、実は仁保上郷出身の純日本人。楽しいイベント発明家。 | ||
生年 | 1946 |
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職業 | 笑う木小屋オーナー |
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特技 | 楽しい企画を考えること |